NEWS

シンボルマーク2024.04.19

【社長コラム】「陰」と「影」を楽しむ庭

ガーデニングに最適なこの季節、みなさん楽しんでいらっしゃいますか?

心地よい春は短く、すぐに暑い夏がやってきます。

少しでも心地よく、楽しく夏を過ごしたいもの。

今回は「陰と影を楽しむ庭」についてお話しします。

 

ひと昔前、住まいには敷地に対する建物の配置など、風の流れを上手に取り入れるさまざまな工夫がありました。

しかし、電気・空調設備の普及などにより、その工夫は廃れてきています。

室内が快適になった一方で、室内で過ごすことが多くなり、夏でも冷え性になったり、汗をかかなくなったり、健康を害してしまうケースも。

室内に籠ることで、近隣の人とのコミュニケーションも少なくなりがちですね。

 

そこで、ひと工夫。

南側リビングの前に、4mほどの落葉小高木を植えると影ができます。

影がある床面は少しながらも涼しくなり、微細な気流が起こります。

葉っぱから出る水分の蒸発により、建物の影よりも植物の影のほうが涼しいんだそうです。

また、芝生やウッドデッキに写る木の葉の陰は風情があり、清涼感を演出してくれます。

 

植物が与えてくれる「影」と「陰」を上手に活用しましょう。

山口 俊輔
株式会社高崎松風園代表取締役
ガーデンライフプロデューサー